2023年10月17日
トキ舞う奥能登の優しさを醸す酒「桃花鳥(とうかちょう)」
地元農家と酒蔵の技タッグ、珠洲から新発売
アステナグループのAMトレーディング株式会社(本社:石川県珠洲市、代表取締役:清水 雅楽乃、以下、AMトレーディング)は、会社所在地の奥能登に飛来する国の特別天然記念物トキをイメージした新たな日本酒「桃花鳥(とうかちょう)」を2023年10月7日(土)に店頭、ECサイトにて発売いたしました。
市内産の酒米を、地元で100年以上の歴史を持つ酒蔵で丁寧に醸しました。栽培にあたっては農薬を使わない自然にやさしい農法を取り入れ、圃場をかき混ぜることで雑草を発生しにくくする「アイガモロボ」も活用しています。仕事後のお楽しみから特別な日のお祝いまで、様々な場でおいしくいただけるお酒に仕上がりました。
開発経緯
能登半島には古来よりトキが生息していたとされ、1970(昭和45)年には本州最後の野生トキ「能里(のり)」が能登北部の海岸で保護されました。その後、野生種としては絶滅してしまいましたが、近年珠洲市では対岸の佐渡で放鳥されたトキがたびたび飛来し、地域のシンボル的存在です。多数の飛来実績から生息適地と認められ、環境省による放鳥候補地にも選ばれました(放鳥は令和8年度以降に実施予定)。
AMトレーディングでは豊かな里山里海に抱かれた能登の魅力を発信すべく、2023年8月より地域産品の掘り起こしと販売に励んできました。トキの餌場にもなる珠洲市の圃場は、農家の高齢化とともに作付面積が減少しています。また、餌となるドジョウなどの生き物に対する農薬の影響なども懸念されています。
本商品は、自然にやさしい農法による商品価値向上を新たな目標に掲げ、地域活性化とともに末永くトキの舞う空が続くことを願うものです。
「純米大吟醸 桃花鳥(とうかちょう)」について
「桃花鳥(とうかちょう)」は、鮮やかな羽色を持つトキの雅称です。
本商品には東京農工大学で開発され2022年度に品種登録されたばかりの新品種「さくら福姫」を石川県内の酒造で唯一使用しています。さくら福姫は酒米として豊かな味わいを持ち、茎が太く倒れにくいのが特徴です。かねてより有機農法などに積極的に取り組む瀬法司 公和さん(珠洲市岩坂町)のご協力により、高品質な酒米を収穫することができました。
今回の商品開発にあたってはアステナグループが支援する「アイガモロボ」=開発:有機米デザイン株式会社(本社:東京都小金井市、代表取締役:山中 大介)を導入し、農薬に頼らず雑草の発生を抑制しています。
製造元の櫻田酒造株式会社(本社:石川県珠洲市、代表取締役:櫻田 博克)は100年以上にわたって酒づくりを営み、舌の越えた漁師からも支持されてきました。たわわに実った稲穂を思わせる黄金色の酒で、アルコール度数16%の冴えた喉越しに、奥能登の大地の優しさを感じるこっくりとした香りがふくらみます。海の幸をはじめ、様々な食事にも合わせやすいテイストで、日常を少しだけ離れる至福のひとときをお過ごしいただけます。
サケマルシェでもご好評を頂きました
10月7、8日に金沢市で開かれたイベント「石川の地酒と美食の祭典 サケマルシェ」櫻田酒造ブースにて「純米大吟醸 桃花鳥」の有料試飲300杯を提供しました。事前の告知もない中、多くのお客さまが訪れイベント終了を待たず完売となりました。試飲した方からは「昨今のトレンドを捉えた鋭い香りとキレ」「北陸の酒にはなかった新しい味わい」と好評を頂き、大きな励みとなりました。
商品概要
商 品 名 :純米大吟醸 桃花鳥(とうかちょう)
品目:日本酒
内 容 量 :300mL
原 料 米 :さくら福姫100%(石川県珠洲市産)
精米歩合:50%
製 造 場 :櫻田酒造株式会社
販 売 元 :AMトレーディング株式会社
販売先サイト
「純米大吟醸 桃花鳥」
販売サイト